かぼてぃーのブログ

かぼちゃ頭で考えたことと経験したこと

組織の真価が問われる時

先日、昔の仕事仲間と集まって話をしていた時のこと。


友人の1人は今の仕事はサボり放題だから最高っ
て話をしていて、

また別の友人も先輩もみんなうまくやってるしね〜という話をしていた。

僕はただただ、相槌を打っていた。



それを聞いて思い出したことがある。


僕が以前働いていた営業組織の時の話だ。


当時、その組織は男女合わせて50名ほどの営業マンがいた。
営業組織としては大きい方だろう。
年齢層もバラバラでバックグラウンドも様々な人達。


そして、その営業マンを束ねるのはリーダーの田中(仮名)さん。


とにかく田中さんは

管理をしたいタイプだった。

みんなの行動を把握して

誰かがサボってないかを監視していた。

よくイライラしていた。
こうゆうタイプの上司には相談はしにくい。


厳しい監視大勢にあったにもかかわらず
監視の目をくぐり抜けてサボる奴も沢山いた。

そしてそれがバレてクビなる人も沢山いた。
その度に監視の目はドンドン厳しくなった。

厳しくなればなるほど、みんなのモチベーションは下がって行き、生産性はどんどん低下する。

組織の中にいながら、組織が弱体化して行くことをまざまざと見せつけられた。
そして人をマネジメントすることの難しさを目の前で見たのだ。



そんなある日、田中さんが有給で数日休んだ時がある。

やはり、というかそりゃそうか、と思ったのだが
ここぞとばかりにみんなサボりまくってた。

口に出しては言わないけど、

みんなのスケジュールが常に共有されてたからわかる。

あぁ、この組織はもう組織として機能していないな

というのは僕にでさえわかった。

もう末期の組織なんだと。


組織の本当の姿。
それはリーダーが不在の時に組織の真価が問われること。そして、リーダーが不在の時に機能しない組織は組織ではなく、【タダの集まり】であること。

組織の強さ
そこに属する人たちの意識の高さ
仕事に対する姿勢

全てがこの瞬間に問われる気がした。

組織を作り、機能させて行くことは

難しい。

でも、だからこそ面白い。

人は自分の思い通りになんか動かない。

でも、だからこそ面白い。