無駄に生きてはいけない
先日
とある写真を見ました。
その写真には
戦争で家族を失った人達の悲しむ姿が写っていました。
戦争で街を破壊され、呆然と立ち尽くす少年が写っていました。
戦争で両親を失い、壊れた家で、一人、パンを食べる少女が写っていました。
僕らは忘れている。
今もこの瞬間
何処かの国で無駄な争いが起き、
一般の罪なき市民が巻き込まれていることを。
避難を余儀無くされ難民キャンプで生活している人達が沢山いる事を。
でもそれは当たり前だ。
人間は忘れることで真っ当に生きていける。
麻痺するのは生物として当然なのだ。
ある種、麻痺しなければ生きていけない。
だから
僕らは想像することしかできない。
ふとした瞬間に思い出すことしかできない。
ふと、見た写真から彼らの気持ちを想像することしかできない。
そして、
一瞬たりとも
無駄に生きてはいけないのだと
僕は思う。
目の前の人を
目の前の家族を
目の前の友人を
目の前の仕事を
目の前の食事を
大切にしなければいけないと思うのだ。