医療を考える
「医者に行く事」について
ひじょーに考えさせられる本。
筆者は「自分がいかに死ぬかを考える事は、いかに生きるかを考える事と同じ」
というが、ほんとにそう。
そして、自分だけでなく、親、家族の最後の時をどう迎えたいのか?
をしっかりと考えるべきだと。
食事が出来ない状態になった時、胃瘻で栄養を取る?
それとも
鼻からチューブを入れる?
鼻からのチューブは外してしまうから、手を縛り上げてるけど、そこまでして生きていたいとあなたは思いますか??
など。
そんな筆者はガンで死ぬのが一番と語る。
抗がん剤治療をすればガンは痛みを、副作用を伴うが、実は末期で見つかった人ほど、
抗がん剤治療をせずに、安らかに亡くなるという。
老人ホームで医者として勤務する筆者のメッセージが、医療に対する皮肉たっぷりに描かれていて、非常に面白かった。
大往生したけりゃ医療と関わるな